エースの自覚が、体を突き動かした。リガーレ仙台が24年最初の試合に臨み、大野石油広島に3-1で逆転勝利。総得点数チームトップの鈴木音(のん、19)が、バックアタック6本を含む19得点をマークした。4選手が2桁得点を挙げ、ホームで「24年初勝利」を飾った。21日はGSS東京と対戦する。

23年をストレート負けで終えたリガーレ仙台が、24年を白星でスタートした。第1セット(S)はジュースの末に落としたが、4点リードの第2S中盤、鈴木音のサーブから6連続得点。勢いそのまま同Sと第3Sを連取し、第4Sは25-25のジュースで、鈴木音がスパイクとサービスエースを決め、勝利をもたらした。V2参戦の21-22シーズンから4戦全勝と得意な相手に勝ったが、「自分たちの精度を上げられる部分はあった。明日の試合で最高のパフォーマンスができるように頑張りたい」と次戦を見据えた。

同参戦3季目の今季、雑賀雄太監督(36)が就任し、4選手が加入。昨季終盤から頭角を現した最年少の19歳は、チームを引っ張る自覚を胸に、開幕から存在感を発揮してきた。1月は成人を祝うイベントに出席。「いつも(チームの)お姉さんに助けてもらい、支えてもらっている場面がすごく多い。20歳になる私ももっと成長していけたら」と目標を掲げた。

「今季初連勝」が懸かるGSS東京戦で、レギュラーラウンド全18試合の前半戦9試合を消化する。相手は開幕9連敗で、念願の初勝利に燃える。雑賀監督は「勝ち負けを意識するのではなく、やるべきことを愚直にやる。自分たちがコントロールできることに心を向けて戦う」と気を引き締めた。「絶対勝つのが一番の目標。皆さんを感動できる、勇気を与えられるプレーがお見せできれば」と鈴木音。19歳のエースが、大車輪の活躍を見せる。【相沢孔志】