試合後、観客席に一礼する新潟のメンバーの表情は一様に硬かった。「勝負どころでやられてしまった」。主将のSF大矢孝太朗(29)は敗因を口にした。

第4Q、残り15秒で4点のリード。ここで愛媛のPFユージーン・フェルプス(34)にバスケットカウントを与えて85-84と1点差。さらに87-84の残り0・6秒からSGタッカー・ヘイモンド(29)に同点の3点シュートを決められた。延長では、第4Qに負傷したデイヴィスが残り3分14秒でベンチに下がった。Cカイル・ハント(34)も第4Q途中でファウルアウト。この時点で力尽きたように最後は12点差をつけられた。

この2試合でリバウンドの合計は61対90と愛媛が圧倒。要所で相手の強みに屈した結果の2連敗。「勝つ自信があったので残念」。ケイシー・オーウェンズ監督(52)は厳しい表情を浮かべた。リーグ全体順位で最下位の14位新潟と13位の愛媛とのゲーム差は、対戦前は「2」。連勝すれば新潟が上位に行く状況だったが、逆に4ゲームに開き、愛媛は岩手に代わって12位に上がった。

これで1月は3勝3敗の5分。昨年12月は1勝10敗だっただけに、徐々に調子は上向いてはきているが、B3降格圏脱出にはまだまだ足りない。次戦は31日、アウェーで福島と対戦する。今節の連敗で降格の危機にいる現状をあらためて突きつけられた。「1試合も落とせない。下を向かずに団結してやっていく」。大矢は前を見据えた。【斎藤慎一郎】