昨季世界選手権出場の渡辺倫果(21=TOKIOインカラミ/法大)は、67・22点を記録し、4位につけた。
冒頭に幅のあるダブルアクセル(2回転半)を決めると、その後も3回転ルッツ、ループ-トーループの連続3回転も着氷。快調に滑りきると、観客に笑顔で手を振るなど愛嬌(あいきょう)を振りまいた。ファンから投げ込まれたダイオウグソクムシのぬいぐるみを大事そうに抱えてリンクを後にした。
「超バチバチに緊張しています!」と言うが、今季から「発掘した」という秘策で乗り越えた。演技直前までシューズを履かず、リラックスした状態をキープする。「緊張にのみ込まれる前に演技を終わらせるという作戦で、いい感じになってきた」と笑みを浮かべた。
先月の日本学生氷上競技選手権(インカレ)以降、1日に20本跳ぶなど、回数を重ねてきたトリプルアクセル(3回転半)についても言及。「試合の時に寝てるかも。でも、一応たたき起こすつもり」と独特の表現で、フリー投入へ前向きな姿勢を示した。
初出場となった前回大会は5位。今大会は、気持ちにゆとりを持って臨めているという。「比較的、自分の気持ちが落ち着いている。その中で、先を見据えてやっているのも事実。今後につながるような演技というものを目指して」と見据える。2日に行われるフリーでも好演し、4回転ジャンプ習得に意欲を燃やす今後につなげていく。


