98年長野オリンピック(五輪)団体金メダリスト岡部孝信氏(53=雪印メグミルク総監督)の息子、岡部凛大郎(15=江別第三中)がジュニアで優勝した。

ラージヒルの大会初制覇。1回目は公式戦での自己最長となる132・5メートルを飛んで首位。2回目は115メートルでトップを守った。父の所属先の冠大会で頂点に立ち、「あこがれのチーム、雪印メグミルクが主催する大会で優勝することができたのは、自分にとってすごく成長したんじゃないかと思うので、すごくうれしい」と笑顔を見せた。

1回目、向かい風の好条件をいかし、ぐんぐん飛距離を伸ばした。「自分の中では高い位置に出たのでちょっとびっくりした」と勢い良く飛び出した。スキー板を広げ、深い前傾での空中姿勢から着地。「今日生まれて初めてガッツポーズした。すごく気持ち良かった」と、会心の飛躍だった。

最高学年として臨んだ7日の全国中学(長野)では3位。「ちょっと力が入っちゃって、練習だともうちょっといけたんじゃないかって思うところがあった」。父孝信氏から「リラックスして行け」と送り出されて優勝を手にし、全国中学の悔しさを晴らした。

表彰式でメダル贈呈のプレゼンターとして“共演”した孝信氏は、息子の勇姿に「ジャンプもだいぶ上手になって、風にも乗れるようになって。(自身は)全国中学で最高4位しかないので、越された」と、うれしそうに目を細めた。金メダリストの息子としてプレッシャーもあるが、凛大郎は「いつか父を超える選手になることができるように、これからも頑張っていきたい」。偉大な背中を追って、さらなる成長を期す。【保坂果那】