女子日本代表(世界ランク2位)が8強入りし、パリ・オリンピック(五輪)団体戦出場権(3枠=シングルス2枠を含む)を得た。クロアチア(同41位)を3-0で下し、1次リーグから1ゲーム(G)も落とさずに5連勝。シングルスと団体で五輪に出場する早田ひな(日本生命)と平野美宇の23歳コンビ、団体戦要員の張本美和(15=ともに木下グループ)が地力を示した。男子日本代表(同3位)も、五輪切符を獲得。22日の準々決勝は女子がルーマニア(同7位)、男子は10連覇中の中国(同1位)と対する。

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すでに視線は頂へ向いていた。第3試合。唯一五輪を知る平野が11-1、11-4と2ゲーム連取し相手を追い詰めた。迎えた第3Gは7-1からバック、フォアの強打。最後はロングサーブでの得点で11-1で締めくくった。「ここが最終地点ではない。1つの通過点の気持ちで、3-0で勝てたのは良かったです」。喜びを爆発させることなく、パリ五輪切符確定を受け止めた。

思いは一致している。第1試合では、エース早田がストレート勝利で主導権を引き寄せた。バトンを受けた張本美は、優位に立った第2G終盤に相手の意表をつくYGサーブ(逆横回転系のフォアサーブ)を試した。ベンチでは五輪代表を逃した伊藤美誠(スターツ)が仲間に助言。木原美悠(木下グループ)を含めた5人が一体で戦う。

5連覇中の中国は別ブロックとなり、決勝まで対戦がない。12年ロンドン銀、16年リオデジャネイロ銅、21年東京銀メダルの五輪団体戦を見据えても、最大の壁は中国。五輪切符で満足はできない。早田は「5人全員が目指しているのはここじゃない。さらに気を引き締めて、ここから頑張りたい」と誓った。53年ぶりの頂点への挑戦が、日本をさらに強くする。