レスリング女子50キロ級の須崎優衣(24=キッツ)が世界女王の自覚を胸に、2連覇が懸かる今夏のパリ五輪へ突き進む。

19日、都内で女子日本代表の強化合宿に参加。「五輪へ向けていろいろな選手とやりたい」と、階級が上の選手とのスパーリングなどで汗を流した。

今月上旬には世界選手権3度優勝で元総合格闘家の山本美憂さんと一緒に練習。女子レスリングの礎を築いたレジェンドとの対面に「歴史を築いてきてくださったので重みを感じました。バトンを渡されたと感じたので、責任をもって強い女子レスリングを引っ張っていけたら」と気が引き締まった。

4月には五輪前最後の大会として、アジア選手権(キルギス)へ出場する。「プレ五輪のつもりで挑みたい。絶対に勝ちにいく。その上で練習してきたことを試したい」と見据えた。