皇后杯との2冠を狙うデンソー(レギュラーシーズン2位)が、2連覇を目指すENEOS(同3位)に77-58で先勝し、決勝進出に王手をかけた。

序盤から堅い守りで40-22で折り返すと、後半もリードを守った。日本代表候補の赤穂ひまわり(25)が13得点、13リバウンドをマークし、2部門で2桁に乗せる“ダブルダブル”で貢献した。レギュラーシーズン1位の富士通は、シャンソン化粧品(同5位)を73-59で下して先手を取った。

アリーナの外では薄桃色の桜が満開、コート上ではデンソーのひまわりが咲き誇った。赤穂は、狙いすましたフィールドゴールでリングを射抜き、ゴール下では身体を張って次々とリバウンドを確保した。13得点13リバウンドで“ダブルダブル”をマーク。「しっかり自分のプレーをしていれば、こうして数字に残る」とうなずいた。

途中出場した姉さくらと同時にコートに立つなど、先発として約29分半プレー。攻撃だけでなく「相手のやりたいことを簡単にやらせないようにした。相手の長所をつぶすようなディフェンスを心がけた」と守備でも奮闘。相手から攻撃権を奪うターンオーバーはチーム全体で22を数え、2連覇を狙う強敵ENEOSを抑え込んだ。

第3クオーター途中にはポイントガードとしてもプレー。「今まであまりやってきていないことをやっている。そこは楽しんでいる」と、184センチの大型司令塔としてゲームメーク。もともとオールラウンドなプレースタイルが持ち味だが、その幅はさらに広がっている。

チームは昨年暮れの皇后杯を制し、初のタイトルを獲得。2冠に向け、25歳の若き主将が勢いづける。【奥岡幹浩】