バスケットボール女子Wリーグのプレーオフ決勝前日会見が12日、会場の東京・武蔵野の森総合スポーツプラザで行われ、決戦に臨む両チームの選手たちが意気込みを口にした。

レギュラーシーズン1位の富士通レッドウェーブは16年ぶり2度目の優勝を狙う。主将の宮沢夕貴は「ここまで来たら気持ち。1つのルーズボールやリバウンドなど、一瞬一瞬を勝ち切り、まずは明日の試合をしっかり勝ちに行きたい」と話した。決勝は2戦先勝方式で行われる。

司令塔の町田瑠唯はキープレイヤーとして今季加入したナイジェリア出身のテミトペを挙げ、「特にプレーオフに入ってから成長している」と期待した。

レギュラーシーズン2位のデンソーアイリスは、初タイトルを手にした昨年12月の皇后杯全日本選手権との2冠を目指す。主将の赤穂ひまわりは「明日の初戦をしっかり勝ちきり、良いゲームをそのまま2試合したい」と誓った。

大黒柱のセンターを担う高田真希は「全員で戦わないと勝てない相手。これまで同様に、全員で戦いたい」と、チーム一丸で戦う重要性を口にした。【奥岡幹浩】