全米で最も注目されるスーパーボウル史上初の3連覇を目指すAFCのカンザスシティー・チーフスと、NFCから2年ぶり出場のフィラデルフィア・イーグルスが対戦し、戦前の予想に反す、まさかの展開となっている。
20代で4度目のスーパーボウル進出を果たした、過去3度MVPのチーフスQBパトリック・マホームズが大乱調。OLの崩壊もあり、被インターセプト2、被QBサック3と無得点に終わった。前半わずか23ヤードしか獲得できないという、衝撃的な封じられ方をしている。
両軍がスーパーボウルで激突するのは2023年以来2年ぶり。38-35で制したチーフスのマホームズが返り討ちにしてV3(通算4度目)か、イーグルスが雪辱を果たすのか注目された中、日本時間午前8時42分にキックオフを迎えた。
先制は、中立地ながら大声援を背にしたイーグルスだった。第1クオーター(Q)残り6分30秒、自陣28ヤードから迎えた第2ダウン。QBハーツから右のWRドットソンへ71ヤードのロングパスが通った。TDかに見えたが、寸前にアウトで残り1ヤード。ハーツがQBスニークで押し込み、悔しい2年前と同じく先手を取った。
イーグルスの勢いは止まらず、第2Qに17得点を積み重ねた。FGで3点を加えた後の残り7分3秒、マホームズをQBサック、QBサックで追い込んだ後の第3ダウンにインターセプト。マホームズの右にロールアウトしてからのパスを奪ったCBクーパー・デジーンが、そのままエンドゾーン左へ走り込んでリターンTDを決めた。
残り1分45秒、再びイーグルスがインターセプト。LBザック・ボーンが横っ跳びで奪うと、ターンオーバー後、最初の攻撃できっちりTD。右から左へ流れてマークを外したWRのA・J・ブラウンへのパスが難なく通り、リードを大量24点まで広げた。
チーフスは前半、QBサックを3度も浴びるなど大きくロスしたこともあり、獲得ヤードわずか「23」。マホームズは顔を悔しさでゆがめ、天を仰ぐ。米歌手テイラー・スウィフトの恋人で最高級TEのケルシーも浮かない表情。3連覇へ暗雲が色濃くなっている。


