少年組で中学生が高校生を押しのけて優勝した。森大耀(15=札幌福井野中)が128メートル、132メートルの合計202・7点で制した。男子組を合わせた全体でも6位の成績。レジェンド葛西紀明(52=土屋ホーム)の192・3点も上回る好結果に「びっくりしました」と笑顔。2回目の飛距離は自身の公式戦最長で、高校生に交じって大会で優勝するのは初めて。「気持ち良かった。条件も良かったので、うまく伸びていった」と、向かい風を味方につけた。

父は複合の98年長野、02年ソルトレークシティー五輪代表の敏さん(53=東海大監督)。表彰台の中央に立つ息子の姿を写真で撮り「思い切って2本ともいいジャンプができた」と喜んだ。

急成長中の中学3年生。2月のジュニア世界選手権(米レークプラシッド)ではジャンプの代表としてチームで唯一の中学生として参戦。個人ノーマルヒルでは27位、男子団体では9位だった。現在は複合選手だが、高校入学後はジャンプを主戦場とするつもりだ。進路は東海大札幌高入学を予定している。スキー界のサラブレッドは「五輪でも活躍できる選手になりたい」と、尊敬する父の背中を追う。【保坂果那】

◆森大耀(もり・たいよう)2009年(平21)8月6日、北海道札幌市生まれ。札幌盤渓小2年から札幌ジャンプ少年団でジャンプを始める。札幌福井野中入学後、複合を始める。25年全国中学ジャンプ2位、複合4位。165センチ、56キロ。家族は両親と兄。兄の恢晟(かいせい、19=東海大)も複合選手。名前は父敏さんによると、兄弟そろって天気が由来。