B1仙台89ERSは25日、宮城・仙台市の大崎八幡宮で毎年恒例の必勝祈願を行った。今季から指揮を執るダン・タシュニーヘッドコーチ(HC、44)らコーチングスタッフと12選手、フロントスタッフを含めた約50人が参加。巨大絵馬に1人1人が今季にかける思いを記し、今季の飛躍を誓った。

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新天地での祈願を終えタシュニーHCは「神聖な儀式をチームでできて、開幕が近づいていると感じ、決意が新たになる素晴らしい時間でした」と気を引き締めた。絵馬にはアルファベットで「DAN DAN YOKUNARU」。「今日より明日、明日より明後日、日々限界なく良くなっていく」という信条と、自らのファーストネームを掛け合わせた言葉を迷いなく記した。

言葉通り、チームは順調に仕上がっている。先月18日の始動から、タシュニーHCの目指す「デイフェンスから速い展開を作り出すバスケット」を浸透させた。9月6日のプレシーズンゲーム初戦では、昨季のチャンピオンシップの覇者、宇都宮を撃破。東北カップでは秋田に惜敗し3連覇を逃すも、最後のプレシーズンゲームとなった同21日の静岡戦で快勝。4戦3勝1敗と結果を残した。

これには指揮官も「ここまで順調に来ていると思いますし、まだまだ向上の余地があるので、これからも改善し続けていきたい」。4試合を通したデータに基づき、Bリーグの全チームで一番速いテンポのプレーであったことを明かし「その速さを生かしながらどうコントロールしていくか。ディフェンスの細かいところを詰めていきたい」と改善点もあげた。

10月4日の開幕試合まで10日を切った。タシュニーHCは今季の目標に「Bリーグの中で一番飛躍を遂げたチームを目指したい。そのために日々努力を重ねたい」と力強い。B1の歴史では、23-24年に三遠が記録した前年度から23勝を上積みしたのが過去最多。「まずは仙台のベストシーズンだったと言われるように28勝(B1では23ー24年の27勝が最多)、その先に23(勝増加の35勝)というものが見えてくると思います」。日々進歩で「ダンダンよくなる」チームをつくりあげる。【高橋香奈】

◆ダン・タシュニー 1981年5月23日、アメリカ合衆国ミネソタ州生まれ。ネバダ大学ラスベガス校出身。NBA・Gリーグにて選手育成やコーチを経験。23-24シーズンからはB1三河でアシスタントコーチを務め、2季連続のチャンピオンシップ出場の実績を残した。今季からB1仙台のヘッドコーチに就任。

○…必勝祈願を終えたB1仙台の選手らは仙台市内で行われた激励会に参加した。集まったブースターや地域住民の前で志村雄彦社長(42)は「昨季は皆さんに勝ちを届けられず、苦しいシーズンとなりましたが、今季はひとつでも多くの勝ちをお届けできるように、チーム一同精進してまいります」と話した。