フィギュアスケートの世界一ペア「りくりゅう」こと三浦璃来(24)、木原龍一(33)組(木下グループ)が28日、都内のホテルで現役引退会見を開始した。

これまでの活動を振り返り、2人は互いに感謝の思いを伝えあった。三浦は、2月のミラノ・コルティナ五輪期間中に団体戦のうちわに記したメッセージを引き合いに出し、「『私と組んでくれてありがとう』『今が一番最強だよ』『自分たちを信じて、りくりゅうらしく笑顔とスピードでやり切ろう』と書いた」と明かした。「書きながら泣いてしまった」と振り返り、「木原さんからの言葉にも支えられた。この7年間は、アスリートとしてだけでなく、人としても成長できた、かけがえのない時間だった」と語った。

一方の木原は「2019年に璃来ちゃんから声をかけてもらわなければ、引退していたと思う」とし、「ここまで来られたのは三浦選手とだったからこそ。本当に最高のパートナーに出会えた。感謝しかない」と思いを口にした。

2人は今年2月のミラノ・コルティナ五輪で、ショートプログラム(SP)5位からフリーで6・90点差を逆転し、日本ペア初の金メダルを獲得。女子で06年トリノ五輪を制した荒川静香、男子で14年ソチ、18年平昌と連覇した羽生結弦に続く快挙を成し遂げた。

25日には東京・日本橋で行われた冬季五輪・パラリンピック日本選手団の「応援感謝パレード」に参加し、今後はプロスケーターとして活動する意向を表明。2019年の結成以降、カナダ・オークビルを拠点にしてきた木原は「現役中は日本で演技する機会が限られていた。プロとして活動し、ペアをより身近に感じてもらいたい」と説明し、「来週にはもう少し詳しい話ができると思う」と見通しを示していた。