世界最大の田んぼアートとしてギネス世界記録の認定を受けた埼玉県行田市が30日までに、今年のデザインを発表した。

9月20日に開幕するラグビーW杯日本大会の機運醸成と応援のため、代表候補のフランカー、リーチ・マイケル(30=東芝)、SH田中史朗(34=キヤノン)、NO8姫野和樹(24=トヨタ自動車)の3選手をデザインした。

ボランティアら約1000人が6月15~16日に、市内の公園「古代蓮(はす)の里」東側にある2万8000平方メートルの田んぼに稲を植える。選手の肌や背景などの緑色は埼玉県産米「彩のかがやき」、代表ジャージーの赤色は「べにあそび」で表現する。稲が育つと模様が浮かび出し、7月中旬~8月中旬頃に見頃を迎える。高さ約50メートルの同所展望室からは、ダイナミックに描かれた地上絵が一望でき、W杯期間中でも十分楽しめるという。

今年で12回を迎えた田んぼアートは、15年に世界最大としてギネス記録に認定された。埼玉県北部に位置する行田市はW杯開催都市の熊谷市に隣接し、17年に放送されたTBS系ドラマ「陸王」の舞台としても知られている。