トンガ出身で世代別日本代表などに名を連ねる天理大CTBシオサイア・フィフィタ(3年=日本航空石川)が、23年ワールドカップ(W杯)フランス大会出場に意欲を見せた。

14-7の前半21分、相手陣10メートルライン付近のラックから防御の間を抜いて独走トライ。後半ロスタイムにも2本目のトライを奪い、開幕5連勝に貢献した。

W杯日本大会は花園で行われた、母国トンガの米国戦を現地観戦。それでも強く胸に刻まれたのは、過去最高の8強入りを果たした日本の戦いだったという。

W杯で出場機会こそなかったが、日本代表WTBアタアタ・モエアキオラ(23=神戸製鋼)はトンガカレッジ(中学)の2年先輩。「僕がWTBで彼がCTB。憧れている選手がいるので、日本代表でW杯に出たい」。大学ラグビー界をけん引するCTBが、関西からアピールを続けていく。