ラグビーのトップリーグのクボタは5月19日、都内で新体制の発表会見を行った。新監督には元7人制日本代表監督の佐野順(44)が、昨季までのヘッドコーチから昇格。「これまではキックを生かしたラグビーだったが、もっと動きの多い、ひた向きな、見ている人に感動を与えられるラグビーをしたい」と話した。

 新加入外国人選手は、07年W杯オーストラリア代表ロックのヒュー・マクメニマン(26)、U-21オーストラリア代表の経験を持つSOスコット・ダルーダ(23)とフランカーのジョシア・フイマオノ(26)。佐野新監督は「3人とも互いに旧知の間柄で、コミュニケーションもよく、チームの手本になる存在になってほしい」と期待する。

 日本選手の新人も3人で、プロップ佐藤雄介(23=法大)プロップ小池健太(22=立正大)FB伊藤有司(23=天理大)。同監督は「佐藤と小池は将来のクボタのフロントローを担う人材。伊藤は1年目から活躍してほしい」と言う。

 クボタは昨季6位だったが、佐野新監督は「チームの目標は日本一。勝負ごとは勝ちを目指さなくては」と、堂々と宣言した。