スーパーデュポンが帰ってきた。開催国でA組1位のフランス(世界ランク2位)に、頼もしい男が戻ってきた。先発メンバーに主将のSHデュポンがヘッドキャップ(ヘッドギア)を装着した状態で立った。9月21日の1次リーグ第3戦のナミビア戦でタックルを受け顔面を骨折。手術を受けたばかりの男が、驚くべき回復力を見せ、地元ファンの声援を受けた。長短のパスを織り交ぜ、司令塔として攻撃をけん引。大けがを負っていたとは思えないプレーで会場を沸かせた。

ただ、さすがのデュポンのヘッドギア姿に、SNSでは「さすがにヘッドキャップつけてるのねデュポン」と驚きの声が多く上がる一方で「デュポンはフェースガードすらなしなのね…」と違った意味で驚く人もいた。フランスではスーパーマンになぞらえ、「スーパーデュポン」と表現。21年の世界最優秀選手に選出された、地元のヒーローの帰還を盛大に祝っていた。