1月に引退した元大関千代大海(34)の引退ならびに年寄「佐ノ山」襲名披露大相撲が2日、東京・両国国技館で行われた。断髪式は、WBA世界フライ級王者の亀田大毅ら約360人から、はさみを入れられた。師匠の九重親方(元横綱千代の富士)が、大銀杏(おおいちょう)を切り落とす前から、感極まって涙が止まらない。TUBEの前田亘輝が土俵上で歌う「勇者たちの挽歌(ばんか)」を聞くと、顔をくしゃくしゃにした。「泣かないと思って頑張ったんですが、こらえ切れずに涙が出た。皆さんのおかげで、素晴らしい断髪式になりました」と感謝した。式後は、カリスマ美容師の宮村浩気氏に整髪してもらい「16歳のリーゼントで止まっているんで…。とりあえず、(頭が)軽いなと思いましたね」と照れていた。