競泳男子400メートル個人メドレーで世界一に輝いた19歳の瀬戸大也(JSS毛呂山)が金メダル獲得から一夜明けた5日、取材に応じ「お祝いのメールが200通ぐらい来て、返すのがすごく大変だった。うれしい悲鳴」と、あらためて喜びを口にした。

 瀬戸は同日、短水路(25メートルプール)で争うW杯第1戦に出場するため、バルセロナからオランダのアイントホーフェンに向けて出発した。W杯では個人メドレーを中心にバタフライ、平泳ぎの多種目に挑戦する予定で「タフなレースをしたい」と意気込みを述べた。

 出発前のバルセロナの空港では子どもたちからサインや記念撮影を求められる一幕もあった。世界王者になった実感は湧かないといい「1回の優勝で、終わったこと。今まで通り、自分を見失わずに過ごしたい」と落ち着いた表情で語った。