東京6大学リーグ立大野球部の監督として巨人長嶋茂雄終身名誉監督らを育て、18日に腎臓がんのため死去した砂押邦信(すなおし・くにのぶ)氏(享年87)の告別式が23日、東京・国分寺市内の東福寺で営まれた。立大時代の教え子で、元日本ハム監督の大沢啓二氏(78)ら関係者約100人が弔問した。

 夜間になっても、硬球に石灰をまぶして選手を鍛え上げた「月夜の1000本ノック」が砂押氏の伝説として語り継がれているが、大沢氏は「おれらもやったよ。スパルタだったなあ。厳しさを授かった、恩人だからね」と故人をしのんでいた。