「ブーちゃん2世」が4番候補に名乗りを上げた。大学日本代表候補選手強化合宿が6日、神奈川・平塚球場で行われ、紅白戦で中大・井上晴哉内野手(2年=崇徳)が3打数3安打の猛アピール。榎本保監督(54=近大)が「4番候補の見極め」と位置づけた合宿で強烈アピールした。

 180センチ、102キロの堂々たる体格から、中堅から右方向に単打3本を放つ器用さを見せた。前日の体力測定では50メートルを6秒3で走り、俊敏さにも自信がある。中大・高橋善正監督(65)から「でかいな。動けんのか」と言われても「余裕です」と即答したという。春季リーグでは3本塁打。中日ドラフト3位指名の「ブーちゃん」こと亜大・中田亮二内野手(4年=明徳義塾)をほうふつとさせるが「ブーちゃん2世?

 新しいのがいいです」と、ニックネームは募集中だ。榎本監督には「もう少ししぼらないと高砂部屋行きです」と笑われるが、待望の右の大砲候補。井上も「ジャパンの4番を打ちたい」と意欲十分だ。【亀山泰宏】