慶大のエース左腕、中林伸陽投手(4年=慶応)はJFE東日本に進み、2年後のプロ入りを目指す。ドラフト上位候補と評された今秋ドラフトは、まさかの指名漏れ。「最初はびっくりした」と我を失った。それでもドラフトから中1日で迎えた早慶戦で完投。リーグ通算20勝として、試合後は涙を流した。大学最後の登板は、11月23日に甲子園で行われたオール早慶戦だった。慶応高時代にセンバツ8強入りして一躍注目を集めた舞台。「もう自分の中では切り替えたつもり。社会人ではコントロールを磨きたい」と聖地で再出発を誓った。