東都リーグ中大に進学するトルネード左腕、興南(沖縄)島袋洋奨投手(3年)が早ければ3月4日にも大学初マウンドに立つことが15日、分かった。チームは春季宮崎キャンプ中で、地元大学とのオープン戦がスーパールーキーお披露目の場となる。この日、11年のチーム初練習を行った中大・高橋善正監督(66)が「そこで放るかも。試合では、それより早く投げることはない」と明かした。

 沖縄県勢初の甲子園春夏連覇を果たした島袋は、昨年12月の入試に合格。2月1日には入寮し、同10日からのキャンプに参加する予定だ。興南の卒業式出席のため1度沖縄に帰るが、4日から3日間行われるオープン戦には間に合いそう。高橋監督は「変化球でもストライクが入る。その時点で監督が求める基準はクリアしてんだから」と期待する。4月の開幕戦先発候補にも挙がっているが、早速実力をアピールするチャンスを与えられそうだ。