4年ぶりに巨人担当に復帰しました。よろしくお願いします。前回、担当した12、13年はともにリーグ優勝。チームの勝敗に担当記者の影響力は無関係ながら「2度あることは3度ある…」と、少しだけ期待しているのも事実です。

 12月の初旬に中南米のプエルトリコを取材で訪れた。ウインターリーグに派遣されている、高木、岡本、平良の3選手に加え、WBC前回大会の準決勝で日本の前に立ちはだかったプエルトリコ野球を取材することが目的だった。現地では12歳からスポーツ記者として活躍するリカルド氏に接触することができた。

 米国領土として中南米に浮かぶ小さな島。欧州から見ればカリブ海の玄関口に位置する。「米国の領土となっていることをネガティブには捉えていない。移動も自由にできるし、市民権を与えられている」とした上で「世界中の人たちに、小さいけど、カリブ海にこんないい島があるともっと知ってもらいたいんだ」と力説してくれた。

 旧市街近くの港には大型の豪華客船が停泊する。セレブ感満載な富裕層が優雅に観光を楽しんでいた。私の肌感覚では治安も良かった。成田空港を出発してから、米アトランタを経由し、プエルトリコ(サンフアン空港)入りした。乗り継ぎを含めた移動時間は丸1日といったところだろうか。日本のほぼ真裏にある島は魅力満載だった。【巨人担当=為田聡史】