上田西(長野)の高野が毎回の14三振を奪って完封した。直球やスライダーを低めに集め、許した安打はわずかに3。「うまくコントロールがついた。思ったより三振も取れた」と納得顔だった。

 打線も0-0の8回に村松の適時内野安打などで2点を取り、エースの力投に応えた。矢沢監督は「終盤勝負で1年間やってきた。選手たちは地に足を着けてやってくれた」とうなずいた。