中京大中京(愛知)が逆転勝ちで決勝進出を決めた。0-3の2回、U18(18歳以下)W杯日本代表の伊藤寛士捕手(3年)がソロ本塁打を放つと、8番内藤諒一外野手(2年)の2ランで同点。3回には相手の野選と内野ゴロの間に2点を奪った。

 投げては江戸時代の蘭学医・杉田玄白の子孫にあたる長谷部銀次投手(2年)が7安打4失点で完投。新チームのエース左腕をリードした女房役の伊藤は「3ランを打たれた後に『楽しんで投げてくれればいいから』と声をかけた。国体で自信をつけてほしかった」と話した。