大商大堺が延長戦で大阪桐蔭を破り、初優勝を飾った。

 4点を追った7回に大森蓮大(れんた)外野手(2年)出来佑基内野手(同)らの適時打で同点。5-5で迎えた延長13回1死一塁から、一塁走者の出来が二盗。相手捕手の二塁悪送球を誘い、さらにカバーした中堅手の三塁悪送球も重なって、出来が決勝のホームを踏んだ。

 2打点に決勝ホームの出来は「開き直って必死に走りました」。静純也監督(40)は「大阪桐蔭、履正社を倒さなければ大阪優勝はないと、27個のアウトを全力で取ることをチームに徹底させた。この優勝でチームがどう変わるか、私も明日が楽しみです」と顔をほころばせた。