市船橋が1点差の惜敗で9年ぶりの甲子園切符を逃した。

 序盤に2点を先行されたが6回裏、2死満塁から高田悠太捕手(3年)が140キロの内角ストレートを中前へ転がし、一時同点に追いついた。均衡を保ったまま9回に突入。6回から3番手で登板し、8回まで無安打救援を続けていた3番手の渕上泰樹投手(2年)が、2死三塁から勝ち越し適時打を許した。

 その裏も2死二塁と一打同点まで食らいついたが、最後は宮慎太朗主将(3年)が遊ゴロに倒れてゲームセット。木更津総合・早川隆久投手(3年)を攻略しきれず、桜内剛監督(48)は「いい投手ですよね。球速が落ちているのは数字で分かるんですけど、それ以上の投球術や変化球を交ぜる巧みなところは、うちより上手でした」と振り返った。