滋賀学園が2年連続2度目のセンバツ出場を果たした。前回大会は初出場ながら8強入り。山口達也監督(45)は「2年連続で身の引き締まる思いというのが率直な感想。昨年を上回るというよりも1歩1歩、階段を登っていきたい」と意気込んだ。

 チームを引っ張るのは右の2枚看板、神村月光投手(ひかり)と棚原孝太投手(ともに3年)。神村は出場が決まり「やっと滋賀学園の正月が来たな、という感覚。ホッとしている」と笑みがこぼれた。

 ここ数日、滋賀・東近江市は60センチ以上の雪が積もっており、室内調整が続いている。沖縄出身の2人にとってはなかなかない経験で、棚原は「すごく寒いけど、雪はうれしい。甲子園では強気のピッチングをしたい」と闘志を燃やした。