第89回選抜高校野球大会(3月19日開幕、甲子園)の選考委員会が27日、大阪市内で開かれ出場32校が決まった。

<代表校アラカルト>

 ◆初出場 大会初出場は4校。夏の大会を含めて甲子園初出場は呉、不来方、多治見の3校。

 ◆出場回数 今大会出場校では早実、報徳学園、熊本工が最多の21度目。センバツ最多出場は龍谷大平安の40度で、21度は広島商に並ぶ8位タイ。

 ◆夏春連続 昨夏も甲子園に出たのは盛岡大付、作新学院、前橋育英、履正社、智弁学園、創志学園、明徳義塾、秀岳館。

 ◆私立優勢 公立は21世紀枠の3校を含め8校。私立24校。

 ◆アベック出場 岩手、群馬、東京、大阪、兵庫、奈良、高知、福岡、熊本の9都府県から2校が出場。岩手2校は初。熊本2校は95年(熊本工、城北)以来。九州の一般選考枠4校を2県で占めたのは史上初。

 ◆3校目の春連覇なるか 前回優勝の智弁学園が出場。センバツ連覇は過去に30年第一神港商と82年PL学園が達成。

 ◆5校目の夏春連覇へ 作新学院は31年広島商、38年中京商、61年法政二、83年池田に次ぐ夏春連覇を狙う。