滋賀学園は1回戦の東海大市原望洋(千葉)戦が雨天順延となり、主力の2投手も気持ちを切り替えた。

 1年生からエースで、昨年センバツも8強入りへ奮投した神村月光(ひかり)投手(3年)は、出番が1日ずれることも「気にしません」と動じない。甲子園の室内練習場では20球、速球だけを投げた。神村に続けと昨年秋に実績を残した棚原孝太投手(3年)も、甲子園室内では後藤克基捕手(3年)のミットに切れのいいボールを投げ込んだ。

 仕切り直しの初戦へ向けて、神村と棚原の両右腕ともに準備は万全のようだ。山口達也監督(45)は、1年ぶりの甲子園での試合を待ちわびる選手たちを思い「明日は2時間楽しんでほしい」と話していた。