2年連続5回目出場の福井工大福井は高崎健康福祉大高崎(群馬)に敗れ、41年ぶりの8強入りを逃した。

 肩を痛めたエース摺石達哉投手(3年)の代わりに先発となった加藤功海(いさみ)投手(3年)が、立ち上がりを攻められて1回に4点を献上。4回2死満塁で中田泰暉投手(3年)にマウンドを譲るも、中田が初球に満塁本塁打を許し、0-10とリードを広げられた。

 9回には敵失などで2点を返したが、高崎健康福祉大高崎の先発向井義紀投手(3年)の前に3安打と打線が沈黙した。

 主将の北川智也内野手(3年)は「(延長15回と再試合9回の合計)24回、ずっと相手のペースで試合を進められた。今日は自分たちのバッティングができなかった」と唇をかんだ。大須賀康浩監督(63)は「(再試合を含めて)甲子園で3試合できた。ミスもあったけど、自信になった」と話した。