早実・清宮幸太郎内野手(3年)が熊本で「珍体験」した。

 1-5で迎えた9回2死走者なし。2番雪山を迎えた場面で秀岳館・鍛治舎巧監督はマウンドに伝令を送り敬遠を指示したのだ。次打者は3番清宮。捕手が立ち上がるとスタンドを埋めた6000人のファンから拍手も起こった。

 清宮は一瞬、複雑そうな表情を浮かべ打席へ。カウント1-2から4球目の直球を打って一ゴロ。最後の打者となった。

 この日は3打数1安打2四球。3回の第2打席ではプロ注目の148キロ左腕・川端から痛烈な右前安打を放った。