興国が近大泉州に逆転勝ちし、30年ぶりのベスト8を決めた。

 2-4で迎えた5回1死一、二塁、4番中野翔哉内野手(3年)が左翼に逆転の3点本塁打を放った。中野本人も「行くとは思わなかった」と驚く逆転の一打。田中英樹監督(58)も「今日は翔哉の1発じゃないですかね。チームがまた勇気をもらった」と笑顔でたたえた。

 今春の府大会では4試合連続で5本塁打を記録し「興国の清宮」と呼ばれることもあった。中野本人は「同世代の選手なので、清宮君は清宮君。自分は自分」。今大会初本塁打で「興国の中野」をアピールした。