<春季高校野球関東大会:浦和学院4-0習志野>◇19日◇決勝◇水戸市民

 浦和学院(埼玉2位)が、2年連続3度目の優勝を決めた。1-0の1点リードで迎えた5回からは、197センチの長身右腕、南貴樹投手(3年)が登板。2連続四球で、いきなり無死一、二塁のピンチを迎えたが、後続を3者連続三振に仕留めた。これで勢いに乗ると、5イニングを1安打無失点。昨年優勝時はスタンドの応援団だったが、急成長を遂げた今年は優勝投手になった。森士(おさむ)監督(45)は「ダメなら代えようと思ったけど、良かったので押し切った。最後まで勢いが落ちなかった」と、大型右腕の活躍をたたえた。