私立浜松学院高校(浜松市中区)野球部の吉田道監督(38)が練習試合中に、死球を与えた相手に謝罪の態度を示さなかったとして2年生部員のユニホームをつかんで破っていたことが22日、同校への取材で分かった。日本高野連が注意の指導をした。

 吉田監督は元プロ野球近鉄投手で、昨年4月に教諭として赴任、7月から監督を務めていた。鈴木久隆教頭は「不適切な指導があったのは事実だが、反省して部員にも謝罪している。同じことがないよう注意していきたい」と話している。

 同校によると昨年8月2日、遠征先の山梨県内で練習試合があった。部員がベンチに戻った際にユニホームの右胸をつかんで注意し、背中側の布が破れたという。

 県高野連に匿名の情報提供があり、学校の聞き取りに対し、監督と部員が事実を認めた。