<センバツ高校野球:大阪桐蔭11-1遠軽>◇28日◇2回戦

 プロ注目のスラッガー、大阪桐蔭・森友哉捕手(3年)が第1打席でいきなり中前打を放った。

 2番峯本がランニング本塁打を放った後の1回1死、3番で打席に立った。フルカウントから135キロ直球に詰まったが、中堅手の前に打球が落ちた。

 第2打席は3回先頭打者で、外角133キロ直球を痛烈に左前安打。2打席連続ヒットとした。

 第3打席は5回先頭打者で、二塁ゴロだった。

 第4打席は6回2死一塁で打席に立った。129キロ高め直球をとらえ、右翼フェンス直撃の適時二塁打。チームはこのタイムリーで7点目を奪った。

 第5打席は8回1死満塁で打席に立った。初球の低めフォークを打ち、一、二塁間を抜ける強烈な右前打。2点タイムリーとなった。森友はこれで昨年春、夏を通じて甲子園20本目のヒットとなった。

 森友はこの日、5打数4安打3打点、二塁打1本の活躍だった。

 甲子園通算は43打数20安打の4割6分5厘、7打点となった。

 試合後、森友は「出だしが大事。とりあえず1勝してホっとしています。近畿勢が5連敗したのは知っていました。近畿のチームの分も背負って戦おうと思っていました」とホっとした表情。4安打した打撃については「(第2打席の)レフト前が一番しっくりきています」と話した。