<秋季高校野球神奈川大会:横浜4-2日大高>◇7日◇決勝◇保土ケ谷

 横浜が2年ぶり16度目の優勝を決めた。先発の伊藤将司投手(2年)が7回に1失点。なおも1死一、二塁で、右打者を迎えると1度一塁の守備についた。だが2番手の小田隼右投手(2年)が四球を出し、満塁とすると再びマウンドへあがった。「俺に任せろという感じだった。自分が抑えれば大丈夫だと思った」とツーシームで併殺に打ち取り危機を脱した。リズムを取り戻した伊藤は最後まで投げ、7安打9奪三振2失点の粘投。前日の準決勝に続く、2試合連続“完投”で優勝を決めた。

 渡辺元智監督(68)は「今日は伊藤が良く投げた。1位で(関東大会に)行くのと2位で行くのは全然違う。センバツ(の選考)がある以上、それを目指して最善を期するのが大事」と関東大会(26日開幕・茨城)へ気を引き締めていた。