<高校野球秋季北海道大会:駒大苫小牧3-2札幌大谷>◇13日◇決勝◇札幌円山

 駒大苫小牧が3-2で札幌大谷を下し、8年ぶり4度目の優勝を飾った。2-2の8回表無死から、伊藤優希中堅手(2年)が右前打を放ち、敵失が絡んで一気に三塁へ。1死一、三塁となって、新山敬太捕手(2年)の左犠飛で決勝点が入った。

 チームは昨秋から、4季連続で決勝に進出。甲子園が懸からない今春は優勝したが、それ以外は涙をのんできた。04年夏の甲子園で初優勝したときの主将で、09年8月から母校の指揮を執る佐々木孝介監督(26)は「先輩たちが果たせなかった悔しさを晴らしたいという強い気持ちが、勝ちにつながったと思います」と男泣きした。

 ちなみに駒大苫小牧は楽天田中投手の母校、札幌大谷は奥さんの里田まいさん(29=02年卒、ソフトテニス部で総体北海道予選準優勝)の母校だった。