3月23日開幕の第83回選抜高校野球大会(甲子園)の出場32校を決める選考委員会が28日、大阪市北区で開かれた。組み合わせ抽選会は3月15日に行われる。

 浦和学院(埼玉)の右腕エース佐藤拓也(1年)は出場決定に「甲子園のマウンドが踏めると思うとわくわくします」と目を輝かせた。関東大会では1年生で背番号「1」を背負い、しかも1番打者で活躍。3試合を1人で投げ抜き優勝に貢献した。6年ぶりのセンバツになるが、森士監督(46)は「1番打者で背番号1は不動」と佐藤に絶大の信頼を寄せる。

 佐藤もそのつもりで調整を続けた。この冬は徹底的に走り込み、体幹を強くした。「下半身が大きくなった気がする。体重も3キロ増え73キロに」。本格的な投球はこれからだが、変化球を1つ増やす。135キロ速球とカーブ、スライダーが持ち球だが、チェンジアップを加え、緩急投法に磨きをかける。「1番打者で好機をつくり、マウンドでは負けない投球をしたい。目標は日本一」と優勝宣言した。