中日が27日、チェン・ウェイン投手(25)の来シーズン後のメジャー移籍を事実上認めた。この日、1年契約で大筋合意したことが分かった。球団幹部は「細部はこれから詰めるけど、大筋では合意できた」と明言し、来年1月にも正式契約を結ぶことになりそうだ。
球団側を悩ませたのは付帯条項(サイドレター)だった。球団側は来季、チェンとの契約で付帯条項を盛り込む見込み。来季のシーズン終了と同時にチェンが自由契約となる契約に加え、事実上FAの立場でメジャー移籍を認めることになる。チェンが自由契約となった場合、球団にとっては来季、ポスティングによる移籍金も入らないが、球団にとっては最大限の譲歩だ。
球団は今オフ、自由契約を求めたチェンを保留者名簿に入れて代理人と交渉を続けてきた。当初、将来を見据えてチェンを戦力として考える球団側と、今オフでの自由契約を求める代理人との間には大きな溝があった。だが、交渉を重ねながら、両者が歩み寄った形となった。
チェンは今季、チーム最多の13勝10敗、防御率2・87でリーグ優勝に貢献した。先月、台湾に戻る際は、「優勝はできたけど、日本一になれなかった悔しさもあるので、来年は何とか日本一になれるよう、チームに貢献したい」と来季残留の意思を改めて示していた。




