<ヤンキース1-2レッドソックス>◇28日(日本時間29日)◇ヤンキースタジアム
ヤンキース田中将大投手(25)がレッドソックス戦に先発し、9回を7安打2失点で完投も、3敗目を喫した。1-1の同点で迎えた9回2死から、5番マイク・ナポリ内野手(32)に96マイル(約154キロ)を勝負球に選び、勝ち越し弾を右翼席に運ばれた。
「What
an
idiot!(バカじゃね)」。田中から決勝ソロを放ったレ軍ナポリが、田中の失投をあざ笑った。
追い込まれてからの速球勝負は、本人にとってもまさかの1球。それまで2三振しており、「スプリッターがくると思った。すっぽ抜けたのを打ってやろうと思っていた」。速球に驚いた分、やや振り遅れたものの、逆方向の狭い右翼に飛んだことが幸いした。ファレル監督も「スプリッターばかりだったのに、速球で驚いた。最後の回で球速が上がっていたから、それでかな」と首をひねり、ほくそ笑んだ。
殊勲のナポリはガッツポーズで塁を回ってベンチに戻り、興奮のあまりに叫んで「失言」。口走った様子をテレビに撮られて「彼に対して言ったわけじゃない」と釈明しても、宿敵ヤ軍と新たな遺恨を招いた。(ニューヨーク=水次祥子)




