日本一王者を相手に、勝利の方程式を試す。楽天は今日28日、ソフトバンクとのオープン戦を行う。大久保博元監督(48)は「選手は公式戦を見すえて使う」と力強く言った。気合の入る一戦で試すのは“ジグザグ継投”だ。7回ライナー・クルーズ投手(28)、8回松井裕樹投手(19)、9回キャム・ミコライオ投手(30=前広島)と右左右の投手をつぎ込む。「球の速いクルーズの後に、松井裕のチェンジアップ。そのあとに高さのあるミコライオの直球は効果的」と説明した。

 どうすれば打たれにくいのか、組み合わせを模索している。右左の違いだけでなく、緩急や身長の高低差を試して終盤のリリーフ陣を形成するつもりだ。投球回も1イニングと限定。球代え、コロコロと目先を変えていく。「6回しか点を取れないと思わせたい」と目指すは最後3回は防御率0・00の勝利の方程式。王者ソフトバンクを抑えて、大きな自信を作る。