阪神北條史也内野手(20)が鮮やかなエンドランを決めた。両チーム無得点の3回1死一塁。一塁走者梅野が猛ダッシュを仕掛け、遊撃安達も誘われるように動く。その瞬間、低めの球をとらえて、痛烈なゴロで三遊間を破った。得点には結びつかなかったがアピールに成功。「エンドランが来ると思いながら打席に立っていました。準備をしっかりできました」。2月24日の練習試合DeNA戦(宜野座)でも安打を放っており、存在感を示した。

 四国遠征の3試合は若手にとって生き残りをかけた大切な戦いだ。和田監督も「1軍クラスの投手に、どの程度、ついていけるか、対応できるか」と話している。昨年5勝の右腕東明から快打をマークし、意地を見せた。