阪神が、新外国人選手として獲得を検討する13年WBC台湾代表・王躍霖投手(24)の入団テストを12日から行うことが6日、分かった。中村GMが「シートに投げてもらう」と明かした。4日間の予定で、中村GMらがシート打撃登板をチェックし、判断する。

 当初は2月の2軍安芸キャンプで行う予定だったが良好な状態で臨みたい王の意向もあって3月の延期が決まっていた。すでに13年WBCプエルトリコ代表のマリオ・サンティアゴ投手(30=ドジャース傘下マイナー)との契約が大詰めを迎え、3月中旬に来日予定。王については基本的に育成での獲得を検討する。

 これまで外国人4人制が基本路線だった阪神にとって、故障など不測の事態に備えて、積極的な助っ人補強に乗り出す。2月にはドミニカ共和国でも入団テストを行っていた。打者との対戦ぶりを見た上で、合否の結論を出すことになる。