日本ハム田中賢介内野手(33)、陽岱鋼外野手(28)ら札幌から鎌ケ谷への移動組が10日、新千歳空港で足止めを食った。東京へ向かう予定のチーム便が暴風雪で欠航。夜の振り替え便も欠航となった。出発が1日延びたため、今日11日のDeNAとのオープン戦(鎌ケ谷)に主力が出場できず、さらに教育リーグ巨人戦(ジャイアンツ球場)では野手陣がぎりぎりという、思わぬ事態になった。

 搭乗手続きのため、田中や陽岱鋼ら主力が100人以上の行列に並んだ。普段は陽気なメキシカンのメンドーサも「オーマイガッド」と嘆いた。選手やスタッフら総勢30人以上が、空港ラウンジで待機を余儀なくされた。振り替えの午後7時発の便も、午後6時過ぎに欠航が決定。4時間以上待った末、選手は合宿所や自宅へ戻った。

 今日11日午後にあらためて東京に向かう。DeNA戦と、教育リーグ巨人戦は移動組以外のメンバーが出場。西川や中島らも不在で、野手陣が足りない状況。教育リーグは野手9人で臨む予定で、DHを含め交代要員がいない、ぎりぎりの人数になる。栗山監督は「やるべきことを、しっかりやるしかない。いるメンバーでベストを尽くすしかない」と切り替えていた。【田中彩友美】