ソフトバンク牧原大成内野手(22)が結婚したことが19日、分かった。相手は3歳年上の一般女性。16日に婚姻届を出し、既に福岡市内で新婚生活をスタートさせている。今季から外野兼任となり、5年目で初の開幕1軍入りを目指す牧原は、頼もしい姉さん女房について「ひよこに似てます。すべてに引かれました。料理は全部おいしいですよ」と照れながら明かした。

 香川県出身で出会ったのは牧原が育成ルーキーだった12年。四国遠征の時だった。プロとしての苦労も成長も知っている。恋人として付き合いだしたのは昨年の9月から。そこから牧原は10月にはウエスタン・リーグ最多安打を更新する120安打を記録。11月には21Uワールド杯(台湾)に主将として出場し、準優勝に導いた。遠距離恋愛を続けながら夫人の存在を力にした。

 2月28日には慣れない外野で右足首を捻挫したが「こんなチャンスはない。気合で治します」。その言葉通り7日ロッテ戦から元気に出場。内、外野のユーティリティープレーヤーとして工藤監督の評価も高い。人生の伴侶を得て勝負のシーズンに臨む。

 ◆牧原大成(まきはら・たいせい)1992年(平4)10月15日、福岡県生まれ。城北(熊本)から10年育成ドラフト5位で入団。2年目の12年6月に支配下登録。昨年7月22日ロッテ戦(北九州)でプロ初安打。2軍では打率3割7分4厘で首位打者。推定年俸1000万円。右投げ左打ち。172センチ、68キロ。