阪神マウロ・ゴメス内野手(30)がカモ打ちへ、右打ち調整を行った。23日に鳴尾浜で行われた練習に参加。オマリー打撃コーチ補佐と話し合った後、フリー打撃に臨むとセンターから右方向に打球を飛ばし続けた。前に突っ込まず、軸足に体重を残しながら打つ意識づけが狙いだ。

 「ステイバック(体重を残す)だね。ボールを手元まで呼び込むことも考えていたよ。寒かったので手の感覚を意識していたこともあるけどね」

 27日開幕戦(京セラドーム大阪)で対戦することがはっきりした中日山井は昨季、5割6分3厘と打ち込み、得意にした相手だ。「いい投手だからスライダーとかが甘く入ったところを打っていたのかな。とにかく自分のベストの打撃をして勝利に貢献したい」。

 オープン戦では25打数3安打の打率1割2分と調子に乗れなかった。昨季の打点王が公式戦で復活するかどうかは阪神打線最大のポイント。カモ打ちで一気に波に乗りたいところだ。