阪神岩田稔投手(31)が大記録と今季初白星を逃した。

 直球に威力があり、変化球のキレも上々。3点リードの7回、先頭の1番石川に死球を与えるまで完全投球を演じた。

 ただ、ここからボールが上ずり、7回1死一塁から3連打で2失点したところで降板。8回に3番手福原が同点ソロを浴び、今季4戦目での初勝利も手にできなかった。

 「(完全投球に)気づいてはいたけど、そんなこと起こるわけがないと思って投げていた。(死球で動揺は)なかったけど、すべてはあの回。あそこで力んでしまった」と反省。

 7回途中を2失点の数字にも納得しなかった。