全セの広島黒田博樹投手(40)が、阪神藤浪晋太郎投手(21)を絶賛した。

 この日登板機会のないベテランは試合中、放送席にゲストとして呼ばれた。

 目の前で好投する全セ2番手の藤浪の投球を見ながら「本当に球の力がある。身長が大きいのは投手にとって大きい。角度は練習してつくものじゃないので。持って生まれたものが大きい。(目の前で153キロを計測)うらやましいですよね。これだけしっかり腕を振ってスピードも出るのでね。日本のピッチャーのレベルが上がってきたと思います」とべた褒めした。

 8年ぶりの球宴を楽しんでいる様子の黒田は明日18日、2戦目(マツダスタジアム)の先発が予想される。「楽しみにしています。うち(広島)では初めてなので。(全パを)どうやって抑えるか今日から考えないといけませんね」。シーズン中とは異なり、終始柔らかい表情だった。