巨人の連勝が5で止まった。先発田口麗斗投手(19)が踏ん張りきれなかった。5回1死一塁で、8番杉山に内角を狙って逆球になった初球直球を先制2ランとされた。前回登板の7月26日広島戦に続き、失投での1発に沈んだ。「同じように本塁打を打たれてしまった。もう1度見つめ直し取り組んでいきたい」と反省を口にした。

 4回に球が浮き始めて3連続四球を許し、5回に被弾。68球で降板を告げた原監督は「40球くらいから浮き始めて1ヒットでガーン(本塁打)ではね。120球から130球は投げられる精度、スタミナが欲しい。ランニング量が足りないのでは」と成長を求めた。

 田口は「技術、意識の問題」と痛感していた。再び2軍で鍛錬を積むことになる見込み。投手陣は内海のつった足も大事に至っておらず、小山とともに1軍に同行している。豊富な投手陣に割って入るべく、先発完投型投手を目指す。【浜本卓也】